顔面の知覚をつかさどる三叉神経の痛みです。こめかみに神経節があり、そこから眼、鼻、口へと3本の神経が伸びていますので、これに一致した痛みがあります。内服、神経ブロックなどが有効ですが、効果の無い場合は手術という方法もあります。
ある日突然に、口からお水が漏れたり,目が閉じないことで気付くことが多いようです。原因はウイルス感染、ストレスなどが考えられています。治療はステロイドホルモン剤の点滴とともに、リハビリテーションが重要です。発症から時間が経過してしまうと治り難くなるので、早めに耳鼻咽喉科を受診してください。
細菌や、ウイルスにより扁桃、咽頭などに炎症が起こると、反応性に頚部リンパ組織が腫れて痛みや発熱を起こします。扁桃、咽頭などに症状が無くても頚部リンパ組織のみが腫れることもあります。基本的には炎症が治まるとリンパ節の腫れも治まってきます。症状が続く場合は、まれにリンパ節の腫瘍や、癌のリンパ節転移なども考えられるため、耳鼻咽喉科を受診してください。
耳の下にある唾液腺の炎症です。頬の内側に唾液腺の出口があるのですが、ここから細菌が入り込み、食事などの唾液分泌時に耳下腺の痛みと腫脹が起こります。薬で炎症を抑えるのとともに、唾液腺をマッサージして唾液の排泄を促してあげるのが有効です。
顎の下にある唾液腺の炎症です。舌の下側に唾液腺の出口があるのですが、ここから細菌が入り込み、食事などの唾液分泌時に顎下腺の痛みと腫脹が起こります。薬で炎症を抑えるのとともに、唾液腺をマッサージして唾液の排泄を促してあげるのが有効です。
唾液腺の炎症が続くと、唾液腺内に石が出来て食事などの唾液分泌時に痛みと腫脹が起こります。顎下腺に出来ることが多いです。症状がなければ経過を見て問題ないですが、炎症を繰り返す場合には手術で石を取り除くのが良いと思います。
先天的に首の前(舌の付け根)に袋が出来ます。炎症を起こすと腫れて大きくなります。基本的には経過を見ていくのが良いかと思いますが、まれに悪性のものもありますので、耳鼻咽喉科を受診してください。