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多汗症・腋臭症

必要以上に汗が分泌されるのが多汗症、臭いを発するものが腋臭症(わきが)です。
治療は汗の分泌を抑える、汗の分泌腺を破壊・除去するになります。

多汗症・腋臭症とは?

汗を分泌する腺には、エクリン汗腺アポクリン汗腺という二種類の分泌腺があります。 そのうちエクリン汗腺は、全身の皮膚に分布しており、脇や手掌や足底に多くあります。エクリン汗腺の導管は毛包とは独立していて、比較的皮膚表面から浅い所に位置しています。
エクリン汗腺の汗の成分は、粘性の少ないさらさらとした汗で、やや塩分を含んでいます。臭いはほとんどありません。
この汗には、体内の熱を放出して体温の調節をする(温熱性発汗)という大切な役割があります。 しかし、精神性発汗(温度や湿度に関係なく、また運動や食事などの汗を出るようなことをしていないにも関わらず大量に汗が出るのが特徴)により、エクリン汗腺の活動が標準よりも活発になり、必要以上に汗が分泌されるのが多汗症です。
原因は、体質、遺伝、精神的なストレス、食生活、ホルモンバランスなど、様々な要因が絡みあい、汗の分泌をコントロールしている神経の乱れによって起こります。
一方、アポクリン汗腺は、脇、乳輪、陰部、外耳道など、体の限られた部分に存在します。アポクリン汗腺の導管は皮脂腺とともに毛包に開孔し、比較的皮膚表面から深い所に位置しています。
アポクリン汗腺は、やや粘り気のある汗を分泌し、汗の成分はタンパク質、アンモニア、脂質、脂肪酸など、臭いの元となる物質が分泌されています。
この汗には、異性を惹きつけるフェロモンの役割をするという大切な役割があります。
これらから分泌される汗や油分や皮脂が混ざり合い、これらの成分が細菌などによって分解されて臭いを発するものが腋臭症(わきが)です。
わきがは遺伝的、人種的な要素が強く、年齢によっても変わっていきます。また、食生活の欧米化などで体臭の強い人が増えているといわれます。

※陰部デリケートゾーンの臭いがすそわきが乳輪の臭いがちちがです。

多汗症の症状

・手が汗ばんで濡れている
・洋服に汗ジミができてしまう
・冬でも下着が濡れるほど汗をかく
・はだしで歩くと床が濡れる
・顔から汗が吹き出し流れ落ちる

  • 手術(剪除法)・・・アポクリン腺、エクリン腺、毛根の大部分を除去
  • 手術(胸腔鏡下交感神経節切除術)・・・汗の分泌神経を根元で切除
  • 外用(エクロックゲル・ラピフォートワイプ・アポハイドローション・塩化アルミニウム)
  • 内服(プロバンサイン)